中尾彬の「終活」

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週刊ポスト2018年9月21・28日
。俳優・中尾彬(76)が語った。

 

 * * *
 今年、『終活夫婦』という本を出したけれど、
私は死ぬための準備とは思っていないんですよ。

 終活の契機は11年前、病気で倒れ生存率20%と言われたことです。
この年は(妻の池波)志乃も大病をしたし、
おふくろも亡くなるなど複数のことが重なって、
そのときに志乃が今後は色々と整理をしておかねばと考えたらしい。
でも、病気になってすぐに言われたら、私は気が進まなかったね。
それから5、6年経って、病気をしたことも忘れてしまうくらい元気になったところで志乃から「そろそろ考えてみない?」と切り出されて、
ようやく「そうだな」という気持ちになった。
こういう話は、どちらかが弱っているときにするべきではないと思ったね。

 最初に用意したのは遺言。
次が墓。それから、徐々にモノを減らしていった。
千葉にあったアトリエも、沖縄のマンションも手放しました。
我々の体力が衰えているので、
以前のような使い方ができなくなっていたんです。

沖縄に行くときはホテルに泊まればいい。
家を手放しても、そこでできた友達は財産になっているから、
それでいいんだよ。

 モノも処分しています。大量にあった食器や洋服は業者に引き取ってもらったけれど、びっくりするほど安い。買ったときの値段しか頭にないからだろうね。

 困ったのは書籍。江戸川乱歩の初版本の全集などもあったので、
捨てるには忍びない。
志乃がインターネットで欲しい人の手に渡りやすい古本屋を見つけてきました。
こういうことがわかると、処分もやりがいが出てくる。

高齢者になったら
【自分の負荷を半分にすれば楽】
野球で言えばグランド半分は守備範囲も半分
ホームランはドンドン出る、一流選手。
これを更に厳しく見ると

《断捨離》はどこまで出来るか
下記記事を自分に当てはめると⇒部分
週刊現代」の特集記事
【60過ぎたらどんどん捨てる】で目を覚ます。
雑誌は読者層を考え60歳とあったが、
現実は定年後だから
65~70歳以降が対象と思う。
●親を捨てる⇒もう親はいない:父母は永眠
●子供を捨てる=子供結婚・独立⇒もう頼らない
●友達を捨てる=ドンドン捨ていてる⇒もう会わない
●家を捨てる⇒上さんの城で私は居候
●見栄を捨てる⇒もう捨てた見栄など役立たず
●年賀状やお中元をやめる⇒やめた
●カネを捨てる⇒闘病で使いえない、捨てたと同じ
ドキッとする見出しですが、
頭の整理には必要かも…。


川柳=金の整理

金川柳≫~金・金世界に騙されるな、幸せって何だろう?
●地獄の沙汰も、金次第
●幸せは、金では買えない、宝物
●宝物、太陽・空気・大地磁場、すべてタダ!
●買い物は欲望・膨ませ粉で、増え続け!
●金は、商品交換券だよ、使い切れ
●金でなく、物々交換なら、健全だ
●金の切れ目が縁の切れ目
●金欲しい、何に使いの、その金は?
●ボランテア、それは偽善者、やめましょう!
●親しい仲にも、利益有り。

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